辛い夏。地獄の部活動。

辛い夏。地獄の部活動。

30歳 女性 福岡県 Y.Nさん

 

辛い夏。地獄の部活動。

 

高校生の時、バスケットボール部に所属していました。私が1年生の時、3年生のキャプテンがわきがで、とても苦労しました。

 

バスケットは室内競技。しかも、体育館は窓が小さく、風の通り道もごくわずかでした。夏は本当につらかったです。ただでさえきつい練習でみんなから噴き出す汗。それに加え、熱気に交じり増えてくる湿気。キャプテン先頭にランニングをするたびに、前から香ってくるわきがのにおい。ダッシュ練習の際にキャプテンが横を通り過ぎる度に香ってくるにおい。シュートを決めて喜んでハイタッチする時に前から香ってくるにおい。わきがのにおいの強さで、今日の湿気がわかるレベルでした。同じ室内にいることが辛くて、本来ならばきついはずの外練が逆にありがたいくらいでした。

 

あるとき、副キャプテンがキャプテンに内緒で集合をかけてくれました。「ねぇ、本人にわきがだよって伝えようと思うんだけど、どういう風に伝えたらいいと思う?」。私たちはすごく悩んだあと、一芝居打つことに決めました。それは、部室でキャプテンも一緒に着替えているときに、謎のにおいが部室中に充満していると、事あるごとにみんなで騒ぐというものでした。

 

毎回毎回、「あれ?ちょっと今日も臭うよね?」「え?今日も?なんで?なんのにおい?」決して、誰から臭うとか、なんの臭いなのかは言わず、常に騒ぐということだけです。キャプテンは、最初はポカンとしていました。そうですよね…自分から発しているので、臭いなんか感じないですよね…。それが1か月ほど続いたときに、キャプテンが制汗剤を使うようになりました。」そこまで周りが臭いに敏感なら、私も気をつけないと!」と思ったんだと思います。

 

今となっては、とても子供っぽい作戦であり、どういった対処法があるのかわからなかったために取った苦肉の策ですが、キャプテンに”においを気にしてもらう”という最低限の目標はクリアできました。今では、そのキャプテンは保育士として活躍しているそうです。子供を抱きしめる時…子供が素直に感想を伝えていないかどうか気になるところです。。。